ナイチンゲールなどに比べると圧倒的に知名度は低いですが、ジョイス・トラベルビー(Joyce Travelbee、1926年−1973年)という看護の理論家がいます。
精神科看護の観点から多くの定義を残していますが、彼女は「人間」をこう定義付けました。
「人間とは、独自でとりかえのきかない固体、つまり、過去に生きていた人びと、あるいはこれから生きるであろう人びと、似てはいるが同じではありえない。この世界における一度だけの存在者」
(『人間対人間の看護』(Interpersonal Aspects of Nursing)医学書院1974年)
この定義は、人間だけでなく広く全ての生命に共通することだと思います。
生命は人間でも動物でも、そこに「在る」ことこそが重要です。
12月です。
今宵、全ての生命にサンタクロースが訪れますように…。