医務コラム第二回
(2009年12月12日)

  • 発信:2009.12.12
  • (医務室)
クリスマスツリー

ナイチンゲールなどに比べると圧倒的に知名度は低いですが、ジョイス・トラベルビー(Joyce Travelbee、1926年−1973年)という看護の理論家がいます。

精神科看護の観点から多くの定義を残していますが、彼女は「人間」をこう定義付けました。

「人間とは、独自でとりかえのきかない固体、つまり、過去に生きていた人びと、あるいはこれから生きるであろう人びと、似てはいるが同じではありえない。この世界における一度だけの存在者」

(『人間対人間の看護』(Interpersonal Aspects of Nursing)医学書院1974年)

この定義は、人間だけでなく広く全ての生命に共通することだと思います。

生命は人間でも動物でも、そこに「在る」ことこそが重要です。

12月です。

今宵、全ての生命にサンタクロースが訪れますように…。





2009年の記事
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