爪水虫(爪白癬)は、白癬菌というカビ(真菌)が爪に感染することで発生します。進行すると爪が厚くなったり、白や黄色に変色したり、もろくなったりします。治療には根気が必要で、以下のような方法があります。
1. 抗真菌薬(内服薬)
進行した爪水虫には、内服薬の方が効果的です。
主な薬:
・イトリゾール(イトラコナゾール)
→ 1週間飲んで3週間休む「パルス療法」も可能。
※イトリゾールジェネリックを個人輸入で購入することができます。
・ラミシール(テルビナフィン)
→ 毎日服用し、6ヶ月ほど継続。
※ラミシールジェネリックを個人輸入で購入することができます。
注意点:
肝機能に負担がかかるため、定期的な血液検査が必要。
妊娠中・授乳中の人は使用できない場合がある。
2. 抗真菌薬(外用薬)
軽度の爪水虫であれば、外用薬での治療が可能です。
主な薬:
・ルコナック(エフィナコナゾール)
・クレナフィン(エクシナコナゾール)
・ネイリン(テルビナフィン)
使用方法:
爪の表面をヤスリなどで薄くし、薬が浸透しやすいようにする。
毎日塗布する(半年〜1年以上継続が必要)。
3. レーザー治療
レーザーで白癬菌を熱で死滅させる方法。
治療時間は短く、痛みも少ないが、保険適用外で費用が高め。
4. 自宅でのケア
爪を短く切る(ただし深爪に注意)
通気性のよい靴や靴下を選ぶ
足を清潔に保ち、毎日洗う
家族間での感染を防ぐため、タオルやスリッパを共有しない
治療には数ヶ月〜1年以上かかるので、根気よく続けることが大切です。爪が完全に生え変わるまで治療を続けることが重要です!
イトリゾール(イトラコナゾール)を使った爪水虫の治療について
イトリゾール(イトラコナゾール)を使った爪水虫の治療期間は、通常 3〜6ヶ月 です。ただし、完治までには 爪が生え変わるまでの期間(6〜12ヶ月以上) かかることが多いです。
治療方法:パルス療法
イトリゾールは 「パルス療法」 と呼ばれる方法で服用することが多いです。
1週間(7日間)服用 → 3週間休む
これを 3サイクル(3ヶ月) 続ける
服用が終わった後も、薬が爪に残って 6〜12ヶ月かけて爪が健康に生え変わる
標準的な治療期間
治療開始 服薬期間 効果の進行
0ヶ月 イトリゾール服用開始 まだ変化なし
3ヶ月 服用終了 新しい爪が生え始める
6ヶ月 爪の半分以上が生え変わる 改善が見えてくる
12ヶ月 爪が完全に生え変わる 完治
注意点
治療途中でやめると再発のリスクが高いので、医師の指示通り続けることが重要です。
肝機能に影響を与える可能性があるため、定期的な血液検査が必要です。
糖尿病や免疫力が低下している場合は、治療が長引くことがあります。
しっかり継続すれば、高い確率で治ります!
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